ホントの自分にウソついてなかったら◎!

2023-5月12日. 三条市図書館まちやま 参加者14人  

記:しおた

今月は、三条市に新たにできた図書館の会議室を借りて行いました。
洗練されたデザインと本に囲まれた空間で、雰囲気が良かったです。
お子さんの近況を聞いていき、思ったことや気づきについて、みんなが感じたことを話していくというスタイルで進みました。
皆さん、これといって大きな変化はない状況だとおっしゃっていましたが

注目のトピックとして

●参加者の方が無事、高校を卒業され、免許も取得され、お母様は今後の進む方向性を応援したい(チアガールのように応援したい!笑 と話され場の空気が和みました)

また、彼は当事者の会を立ち上げ活動しているのですが、講演会も企画してその準備を進めているそうです。(※この詳細はブログの終わりに掲載しておきます)

●あるお子さんは、いじめがあり転校を余儀なくされましたが、新たな通信制の高校に行きながらバイトも始め、忙しいながらも充実した毎日を送っているそうです。

始めは電車に乗ることも精神的に難しい状況でしたが、だんだん克服して目的に向かって生活している。

これから自分の好きなものは何か、、と、急がずじっくり時間をかけて進路を探していって欲しいとお母様はおっしゃていました。

また、転校する数ヶ月前は、落ち込診、閉じこもりがちでお友達にも不安な気持ちを聞いてもらう状況から今は、逆に友達から相談を受けて精神面からも頼りにされているほどにメンタルが強くなっていると喜んでおられました。良かったですね!!

お母様も、子供は子供、自分は自分の世界を大切にと考え、登山に行ったりお友達と旅行に行ったりと自分を楽しむようになったそうです。

余談ですが、9年間引きこもっていた息子さんが、お母さんが好きなことを始めたら、引きこもりをやめて働き出したという実例を講演でご本人から聞きました。

心配と言いながら、本音はこうあってほしい、こうしなければ幸せになれないという思いは、本人に無言のプレッシャーを与えているのかもしれません。

●別の話題として、お子さんがいつ学校に復帰するかわからないが部活には在籍していたいという本人の希望があり、そのため部活の保護者会に出席したそうです。

その時は、あまり居心地が良くなく所在なかったけれど「本人が復帰した時に、居やすいようにしてあげたい」と、周りとの関係性を築く言葉を出していったら、周りの方も協力的に接してくれたとのことでした。お子さんには、この行動は直接伝わりにくいことではありますが、お子さんに対する思いのこもった愛情の気遣いを感じました。

●不登校の当事者だった方から、

仕事に対する考え方に一石を投じるような意見がありました。

皆さんは好きで仕事をしていますか?

望んだ仕事ではないけれど、生きるため定職に就かなければならない。

どう考えたらよいのか、、

彼が思うことを話してくれました。

彼がリスペクトしている、ゆきわりの会に来ている保護者の方で、自分に自信があるお父さんが

「仕事は生きるためと割り切る、本当の自分に嘘をついていなければ十分」という考え方に安心をもらい、

好きな仕事ではないが 割り切るという考え方が自分らしくいることができるような気がする。

こうするべきだという社会のレールを進まなければという見えないプレッシャーに抑えつけられていた。

人と比較しなくても自分が自分をわかっていればいいのだ。

好きなところで働かなければいけないというプレッシャーからも解放された気がする

人と比べない方がいい、比べると自分が見えなくなる。‥‥と。

とてもよい、シェアをしていただけたと思います。

彼も今年の夏から、不登校を体験した人間として、学校や社会に感じる違和感や、不安などを聞き合い励ましあうような喋る場所を作って、自分を信じられなくなっている人たちを元気にしていきたいと目標を話していました。

詳細がわかり次第、こちらのブログでもお知らせしていきたいと思います。

●オンリハ(不登校当事者の会)では、先週に引き続きアイロンビーズで母の日の作品を作りました。

初めて参加した方もリラックスして参加していただけたようでした☺️よかった〜

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今年は、オンリハのみんなで何かイベントの企画をして楽しめたらいいという話も出ました。

※前出の不登校当事者の会の講演会のお知らせ

当事者の会を新潟市内で開催している

「自宅待機組」の主催者である三井田和人さんが講演会を開きます。

趣向を凝らしたQ &A形式の内容になっているようなので、ぜひ足を運ばれてはいかがでしょうか。