子どもが不登校になったら、どうしよう、大変!と親は不安に駆られ、将来は?お金は?このまま引きこもりにでもなってしまったら、、、と目の前が真っ暗になります。主催側の私たちも体験していることなので、その気持ちは心底理解できます。
そして、すぐにどうにかして学校に戻すことを考えます…。
でも、その前に、ちょっと待って、少し止まって深呼吸。
今、大切に考えるところはお子さんの今の気持ちに共感することではないでしょうか。
お子さんが学校に行かない理由は千差万別ですが、行けなくなった後、不安に思っているのは意外に、自分のことより保護者から心配されることを不安に感じている子が多いのです。保護者に迷惑をかけたくないという気持ちで、不登校理由を話せない子もいます。
まず、子供が不安の真っ只中にいて、周りの目を気にして動けない状態であるということを分かることが大切です。
そこで、ゆきわりの会では、不登校になった子を持つ自分たちの状況をお互いに話し、聞き合い、自分や、子供の状態や感情を、客観視する機会を積極的に行なっています。
環境やきっかけが違っても、親が子を理解していくプロセスにそんなに違いはありません。
そのために、話すこと、逆に聞くことは、その流れにとても役立つと感じています。不登校は、子供が「自分をちゃんと考えたいよ」というサインと捉え、親も子もこれからを再度考えるチャンスとして進んでいけばいいのだと思います。
ここに来てくださった方々の感想として、
- 不登校になった時、学校への心構え、冷静な対応を学べた
- 親が子供の視点に立って考える事ができるようになった
- 子どもへの対応の客観的視点を持てる
- 子どもが自分で考えれば、能動的に変わるとの気づき
- 学校へいけるようになったり、行かずともありのままでよいとの気づき
というお声をいただいています。
学校という、太い大きなレールが見えないと、前に進んでい くことは、不可能のように感じられます。
その前に、子どもを大切にしたい親自身が、自分を大切にして、子どもを信じることが、お互いを支え合える軸になることだと考えます。
ゆきわりの会は、お互いが支え合って勇気づける場になればと思っています。