できないところばかりが目について、、、

久々に、栄公民館で例会を行いました。参加人数は5人(内新規のご両親2人、ファシリテーター3人)と寂しかったのですが

新規のご両親に胸の内を語っていただき、中身の濃い会となりました。

今回参加された方のお子さんは、中1男子です。

2学期前では週2日ほど通学していたそうですが、3学期から不登校になり、今まで3回登校のみ。

バスケ部に苦手な同級生がいたが、その子が先輩を巻き込んで息子さんに嫌がらせをしてきたりトラブルあったのが原因で休みがちになったそうです。

今は、そのことについては吹っ切れているそう。

先生との関係は問題はなく、勉強に関しても本人は不満はないが、親が勉強についていけなくなることに焦りを感じてらっしゃいます。

家庭教師をつけるも、マンツーマン授業に抵抗があり、今は休止中とのこと。

学校のスクールワーカーなどにも相談したが、変化はなかったそうです。

外出はたまに出掛けて、母と映画に行ったりもする。

日中はゲームばかりしているが、ゲームソフトは買い与えてはいない。

10時半には寝る約束をしているが、部屋に行って確認してないので実行しているかはわからない。

ご両親、特にお父さんが、学校へ行くための説得を兼ね朝起こしに行くが、たまに喧嘩になってしまい、このまま自堕落な生活をして引きこもりなどに転落してしまうのではないか、このまま何もできない人生になってしまうのはではと、解決の糸口が無いように感じられている現在だということです。

ご両親のお気持ちは、いつもながらお聞きして経験した側としては、共感ひとしおであります。

息子さんの肩を持ってどうして?と揺さぶりたくなる気持ちもわかりすぎるほどですが

今は、急がないで、まず息子さんの思いに寄り添ってあげることもやってみてはいかがでしょうかとご提案させていただきました。できないことばかりが目についてしまうのですが、このような状況で平気な心境の当事者はいません。まず、その気持ちに寄り添って「大変だったね、よく頑張ってる。急がないでいいからゆっくり休んで何をしたいのか考えよう」と声をかけてもらうと、子供は大きな圧力から解放されてご両親と話す機会が増えていくかもしれません。

どうなっていくのか先が心配だけど、自分の子を信じるという機会を与えられているのではというご意見もありました。

また、違うクラスに仲の良い泊まり合いをしている友人がいるとのことなので、学年が変わったときに学校にお願いして同じクラスになれるように編成してもらうことをご提案しました。

意外に、居場所ができればすんなりと学校に戻れるかもしれません。

大変運動能力の高いお子さんとのことなので、また部活に戻って活躍する日が来るかもしれませんね。

2025.1.12 

しおた記