記:しおた
今回の参加人数は結構多めで17人。(当事者の会オンリハ」含む)
新たな方の参加がありました。
その方に最近の近況の中で何か聞いてみたいこと、聞いてみたいことはありますか?との問いに、
●小学生の宿題を嫌がる子、どうしたら良いでしょうか
●マラソンなどの競い合うことについて皆さんはどう思われますか
との投げかけをいただきました。
自由に思いつくままに皆さんにお話ししていただき、その中の意見として
「宿題は強制してやらせなくてもいいと思う。」
「子供が夏休みの宿題をやらず、代わりにいつも自分がやっていた。笑 夏休みは、仕事と宿題ゴーストとの二足の草鞋で大変だった💦」
「本人がしたくなければ良いのでは?」
それから派生して、
「自分も子供の頃宿題をしてみて思うことは、勉強はやりたいと思ってやること以外は、自分の身にはつかないように感じる」
「マラソンなどの競い合いも走るのが好きな子は楽しいが、苦手な子は苦しいし、辛いだけ」「勝ち負けを一定の競技で決めるのがよくわからない」
「マラソンが得意でないのに、マラソン大会に行きたくない気持ちは当然だと思う」
「得意な子は応援してあげたい」
などという意見が出ました。意外にも決められたルールは守るべき、積み重ねが大事という学校提唱の従来の考え方はその時には出ませんでした。
〝我慢する“〝言われたことをきちんと守る“のは自分の意思がそうしたいかを確認して、
肯定的に感じたらやればいいのではという方向性の考えが皆さんの中から生まれました。(もちろん、全ての方の意見が一致している確認をした訳ではありませんが)
考えてみれば、競い合うことは何を子供達に生み出しているのでしょう。
勝ち進んだところに何があるんだろう。
強さってなんだろう、、って改めて考えさせられた時間でした。
いいお話の時間が取れましたし、話題を提案くださった保護者の方には本当に感謝です。
その後、近況などお話しいただきました。
ある方は、子供(10代後半)が自分のことを「離人症」ではないかと自己分析していて、少し元気がなくてちょっと心配している…とのことでした。
※離人症…自分が自己の体から一体性を失うような症状が体験される。たとえば現実感がないといった抽象的な感覚から、自分が自分の体から離れて自分を見ているような体験まで幅がある。
一言で言えば自分が実感できないという感じなのでしょうか。医学的な原因などは現在ではまだはっきりとわかっていないそうです。
その後、当事者の会オンリハで、参加した様子を聞くと、とても楽しそうだったとのこと。
一概には分かりませんが、お母様はその子のありのままを受け入れていらっしゃるようにお見受けできるので、無理せず、少しずつでも楽しい時間の領域を広げていけるよう祈っています。
その他、ある女の子はお父さんとの関係がスムーズでないと感じていて、いろいろな衝突もあったが、お母さんの口添えで素直に理解し、お父さんに謝ることができ、お互いの共通理解を持つ提案ができたとのこと、、。
具体的には、お父さんの食事当番の時「今日、夕飯作ってみない?」と父から言われ、「いいよ!」と答えた彼女。
その後、夕方からお母さんとの用事があり、すっかり約束を忘れていました。
お父さんにすっぽかしを怒られた彼女は、怒って泣いてしまったのですが、お母さんから「用事を忘れてうっかり返事をしたことは、お父さんにきちんと謝ろうよ。」と促されました。
泣いていた彼女ですが、気持ちを切り替えて、「お父さんごめんなさい。」と謝ったそうです。そしてお父さんに自分のことをもっと知ってほしい。そのためにゆきわりの会に行ってみんなと話をしてほしいとお願いしたとのことでした。
ゆきわりの開催当日、お父さんも参加されていて、彼女の気持ちを理解しようと行動に起こされていました。
この話は、その場にいるみんなの気持ちをやわらかく癒し、彼女に対する尊敬の気持ちが生まれました。大人だって、自分のプライドでどれだけ謝れない人がいるでしょう。その上、彼女は自分を知ってもらうことが相手との関係性をうまくすることだと感じ、そう父を促しています。父もそれに従って行動してくれています。
その意識の高さに、敬服いたしました。
当事者の会のオンリハでは、プラ板を作ったようで、とっても楽しそうでした!😆
みんな上手だね〜👍✨
来月は東公民館、6月12日19時からです。