2023-9月12日. 三条市図書館まちやま 参加人数15人
8月はゆきわりの会はお盆休みだったので、2ヶ月ぶりの開催になりました。
今回は、という流れで、自然に話が進みました。
1.最近の様子
まず、皆さんの近況を順に新しい方には自己紹介をしていただいながらお話しいただきました。
Aさんは夏休みに入る1週間前くらいから、30分から1時間くらい、学校に顔を出すことができるようになりました。部活に1度、行くこともでき、夏休みのイベントに、友人と出かけることもできたそうです。
2学期から学校に行きたいと言い出し、学校の中にある適応教室に行けているそうです。
行くまでが不安なのですが、母とともに行き、落ち着いたら自分1人で学校に居ることができるようになったそうです。体育祭にも出られたと言うことです。
順調に復帰の方向に向かっていますね。本人の希望に沿って進んでいてよかったですね!
Bさんは、中2の男子のお母さん。息子さんの夏休みの過ごし方としては、基本日中は家に居たそうです。帰省のため里帰りしている幼いいとこの子と一緒に遊んだりしていましたが、それも楽しかったと言っていたそうです。2学期は、修学旅行に行きたいと言うことで、ぜひみんなと楽しんできてほしいですね。
登校ペースは、週に2回ほどで、自分の好きな学科があり、その学科の実技の授業をしている時は、得意と言うこともあり、その授業には行けているそうです。給食も食べたそうです。
声をかけてくれる仲間もいたそうです。自分の好きなものが目的になって手助けをしてくれた良いケースなのかなぁと感じました。
Cさんの娘さんはいじめが原因で、不登校になったのですが
通信制の高校に転校されて、そこで新しく友人もでき、2学期にはスクーリングがあって、県外に行くのがとても楽しみだと言うことでした。アルバイトをしながらそのスクーリングに行くためのいろいろな準備道具を買うと言うのが楽しみにされているそうです。
Dさんは親子で、自分が作っているアートとクリエイターがコラボした作品発表ライブを見に行ったそうです。最近は充実していると言うことでした。
自分の作品がミュージシャンとコラボなんてなかなか経験できないことですね。すごい!!
新たな方もいらっしゃって、その方の状況として、小学校の低学年で不登校になり、中二まで不登校。今は通信制の高校に通っているそうです。
もう1人の新しい方は、自分の甥っ子さんが不登校になり、そのお子さんは大変良い子なのだが、不登校というイメージで、周囲がその子のことを判断されたり、その子自身が自信を失ったりするのはとても残念。不登校をしている子や不登校に対する理解を変えたいと思い、どうしたらいいのか、皆さんにお話を聞きたいという目的で参加された方もいました。
2. 友達について
その、新しくいらっしゃった方の甥御さんが、学校に行った時に、話したり、話しかけられたりがうまくできず、対応できない自分にどうしたらいいかわからないと相談されたお話をいただきました。
そこで、友人は本当に必要なのか? 1人でいることは孤独なのか?ということを皆でお話ししてみました。
みなさんの意見を箇条書きに挙げてみました。
・若い時は、すごく周りの目が気になる。
・友人を作るには、日常的にあまり関わりがない方がいい気がする(べったりな関係でない方が)
・友人に気をつかって辛い思いを溜めている毎日は、良くないサイクルを招く
・孤独でも大丈夫、1人で居た方が、自分を整えられる。
・友人のいない閉塞感の中で、長くずっといるのは大変なストレスだ。
親が、「孤独でも大丈夫、人生には友を作る機会はいつでもある声をかけるよ。」声をかけてあげれば 楽になるかもしれない。
・みんなといるのが安心な人もいれば、みんなといるのが苦痛な人もいる。
・ただ惰性でそばに居るよりも、やりたいことでつながった友人の方が強固なつながりになるような気が する
・自分を確立してしまうと、周囲と合わなくなる現象が起きてくる。
・自分を大切に、孤独でも大丈夫だと心得ることが大切。
3. 学校の先生に求めること
次に学校について、学校の先生に、不登校の親の目から見た学校の先生にお願いしたいことをお話ししてみました。
・学校はコミュニケーションを養うための場所でもあり、友人との関係性を深めるところであると、先生方は提唱するが、人との出会う経験が積み重なれば、コミュニケーションがうまくなるのか。
・人との関係性にくじけた過去があっても、その人が、自分の合った環境にうまくハマれば、精神的なストレスは減って、コミュニケーションがうまくいくことがある。
・良い先生にも巡り会えるが、事務的で寄り添ってくれる先生に出会えないこともある。
・ある先生は、時間が来るとすぐに帰り事務的な対応をされてしまった
・今から自傷行為をしていた我が子の当時を思い返すと、自分たちの考えに寄り添うよりも、先生たちの思惑の流れにうまく乗せられてしまったような気がする。
他にも、もっと道があったのではないか、もっと話し合いをすればよかったと思う。
・自分の子供が学校にいじめられていると訴えたときに、学校からいじめは無いとはっきり言いきられて終わってしまった。状況をきちんと聞いてほしい。
・スクールカウンセラーに対して。月1でしか関わり合いがないのに、外部から来て全くわかっていない状態で、前から毎回1から状況を説明されるのがさせられるのがとても苦痛だった
先生はどういう風であったら良いのだろうか
・話を基しっかり聞いて、よく見て寄り添って欲しい。
ここで、時間が来てしまいました。
学校に求めても、形だけのものや表面的な対応に残念なこともあると思いますが、
親身に対応してくださる先生もいらっしゃいますし、何より子供たちがどうしたいかを優先させてあげることが第一ですよね。
また来月もたくさんお話しできるといいと思います。来月も同じ場所、時間で12日になります。ご参加お待ちしています。
しおたまこ