2022-10月12日 三条市総合福祉センター 記:しおた
8月はお盆でおやすみ、9月のブログはお休みして久々の更新です。
皆さんの近況をお聞きしながら、不登校から派生する思うことをいろいろとお話ししていきました。
まず、中学生女子(Nさん)が学校で、アイラインを少し入れていったら優しい口調だけどしっかりと学校側から忠告された件について、前回からの続きの意見交換がありました。
前回の内容
Nさんは疑問に思っていることは、自分がなりたい容姿をやめてまで、校則を守らなくればならないのか。
風紀を乱しているほどの過剰なメイクはしていない、自分の気持ちを上げるために(そもそも学校にいくことが楽しいと思えないということもあって)やっているだけである。ということでした。
この内容に、対する意見として、
前回
●学校に行っている限りルールは守るべきなのでは?
●自信がないから、メイクが必要なのかも、
自分に自信を持てば、自分の素顔にも自信をが持てるのではないか?
●メイクで、自分に自信が持てるなら校則に縛られていることが疑問。顔の手入れをしていないこと自体 セルフプロデュースできていない。風紀を乱すと考えること自体が、もう古い。
●何度もアイラインを描き直して時間がかかってしまっているのは、精神疾患が潜んでいるのではないか。
これに対して、彼女と、お母さんが、自分の考えをまとめてきてくれました。
精神疾患については、強迫性障害という話も出たが、自分としてはただこだわりがあって、それに近づけるために何度もやり直ししてしまうので、繰り返す行為に精神的な原因があるのではないと思っている。
学校とのやりとりで、校則を守るより自分がやりたいことがはっきりわかったので、これからは自分の欲した方向で進んで行こうと思う。
とのことでした。
次に、ネット上で誹謗中傷の被害を受けて、精神的に追い詰められた状態になったとのお話をしてくださった当事者の方がいらっしゃいました。
ネット上での何気ないやり取りの中で、相手に気を遣って話を進めていても、悪く受け取って最後には、攻撃を仕掛けてくる輩がいるとのことでした。
ネット上のコミュニケーションは難しいですね。
こういった無差別の攻撃は、相手に理解してもらうよう働きかけることが大切では
という考えと、理解できない相手とは対峙せず、離れる方が良いのでは
との感想が出ました。
そのほか、就職活動中の方が、社会に適応するべきだという考えと、自分の自由意志の中で生きたいという葛藤で悩んでいるというお話がありました。
来てくださっている父さん方にお話を聞いてみると
「最初から、割り切ってできないのなら就職することはないのではないか。」
「やりたいことは、別にあっていい。仕事は仕事で切り替えてやる。」
とのことでした。
バイトをして生きていくのは自分らしくない、何かの職歴が欲しい。
でも、したくない仕事は続かないとおもう。
したいことが見つかるまで、どうやって生活費を稼ぐのか、
好きなことを仕事にするのは難しいというのが、定説になっているようです。
したいことを仕事にすることができている人は、自分でそうしようと思って成ったのでしょうか。
自分の自己開示をして広げてくださって、とても深い話ができたのではないかと思います。