2024-2月12日. 三条市図書館まちやま 参加人数9人
今回参加されたみなさんのお話しでご紹介したい内容が3つありました。
- 不登校の理由は、自分の子が周囲についていけなくなったのではなく、周囲がついて来れなかったのかもしれない
- 目標があることによって、他人の目が気にならなくなってきた
- 不登校の子を通して見えてきた自分
まず、一つ目の
不登校の理由は、自分の子が周囲についていけなくなったのではなく、周囲がついて来れなかったのかもしれない。
ある親御さんが当時を振り返って、クラスの中でうちの子がみんなについていけなくて阻害されていたと理解していたけれども、学校を卒業してリラックスして過ごす毎日の姿を見ていると、本当は周囲についていけていなかったのではなく、本人に周囲がついて来れなかったのかなと感じる。というか、単に本人がぶっ飛んでいたのでは、、、と感じることがある。とおしゃっていました。
当時、お子さんはまだ個性が確立されていないことや、自分の特性を理解できず、感情や思いを説明できなかったということもあるため、何が原因で孤立化しているのか理解できなかった可能性があります。
本来の自分を取り戻して、それを表現できるようになった時初めて、集団の中で自分らしく振る舞うことが困難である理由がわかるのではないでしょうか。
ということは、その時に何が原因で不登校になっているかということを考えても、原因を理解する事は難しいのかもしれません。それよりも学校に行くのがしんどいと言う状況だけを理解して、まず寄り添い、ゆっくり休ませて自分と対話させてあげることが大切なのかなぁと
今の親御さんとお子さんの良い関係を見るとそう感じるのです。
その流れで、かつての不登校体験者で、今は会社に就職している方がいらっしゃったので学校に馴染めなかったけれど、会社には馴染めてきた理由はありますか?とお伺いしたら
目標があることによって、他人の目が気にならなくなってきた。
という話をいただきました。
会社のシステムを理解することに集中することで、「周囲の目が気にならないし、どう思われても平気になってきた。」とおっしゃっていました。
不登校でも、通学していても何か具体的な目標を持つことは大切なのでは?
それを受けて、別の親御さんは娘さんが通信制の中学校で文化的な催しを、生徒だけで企画実行する授業があり、「カフェ空間を創る」ことに。そこでインテリアの制作が得意な娘さんは中心になってイメージを膨らませ、それを実際に制作していく工程の計画を立てたそうです。
その日から、毎日学校に行くのが楽しく「毎日がめっちゃ楽しい!」ととても充実していたそう。
私たちも聴いていて、楽しそうでワクワクしました。
具体的な目標を持つことの素晴らしさをお話ししてくださいました。
不登校の子を通して見えてきた自分
こちらは、お子さんが不登校になって見えていなかったものが見えてきて、生活が変化してきたというお話しのシェアでした。
以下、彼女のお話ししてくださった内容の要約です。
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子供が学校に行かなくなって長い状態が続いていました。
以前は、日中に外出するのは嫌がっていましたが、最近は外に行きたがるようになりました。山に行きたい、自然に触れ合いたい、と言って親子で山歩きや公園に行って楽しんでいます。そのきっかけになったのは、近所の友人がたまたまオンリハ(ゆきわりのサイト内に案内ありhttps://yukiwarinokai.org/onlyheart)に来ていて、誘われるようになってから。
子供は、自分を言葉で表現するのが苦手。学校の集団の中で話が盛り上がったりしたときに、どのように受け答えたりアクションして良いのかがわからず戸惑ってしまうのです。それを見た友達が怒っているのかもしれないと勘違いして、関係性が良くない状態になってしまいました。
子供は、自分が自分らしくいたい。そんな自分をそのままで理解してくれる人が必要と感じていました。そんな時に、あるがままを受け入れてくれる友達が、オンリハに来ていた友人です。
その子は、そのままでうちの子を受け入れてくれ、安心できるゾーンを作ってくれました。
最初母は、学校に行けないことをよくないことだと思っていました。
今は行かないのは本人が悪いわけではない。平均的に生きるよりむしろ個性で生きる。そのままでオッケーでいいんじゃないかなと感じています。
娘は価値観を変えてくれました。
ずっと大企業でフルタイム、がむしゃらに仕事をして来ました。生活するためにこれが一番いいと、歯を食いしばって頑張ってきました。子供が学校に行かなくなって、このがむしゃらに仕事を続けることが本当に幸せなのかって思い始めたんです。
そこで、夫と何度も話し合いをし、理解を得て、仕事を辞めて土日を休みにし、夕方には帰宅するようにしました。
急激なサイクル変更に最初、子供たちはびっくりしていましたが、今の方が格段に幸せ度がアップしています。
でも、だからといって、以前のがむしゃらに頑張っていたときの自分を否定するつもりはなく、その時があるからこそ、今わかることがあるのだと思っています。
今はストイックに自分に厳しくするよりも、自分を許すことで人も柔軟に受け入れられるということを感じ始めています。
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ということでした。
聴いていて、感動して涙出そうでした。すごい!本当に良いシェアに感謝しかありません。
それも驚きなのが、この判断、行動までがすごく早く、この心情にたどり着くのもすごく早かったということです。
きっと前から心に内在していて、それを取り戻されただけなんですね。
このシェアをお聞きした後、お腹の底からパワーが湧いてきて幸せな気持ちになれました。
ゆきわり、オンリハに来ているみんなが支え合って一人じゃないんだって感じて
前に進んでいきましょう!!みんな家族だよ〜い😄
❤️オンリハのチャレンジ❤️
余談ですが、主催しているオンリハのReinaさんは、急にまとまったお休みが入り、即決で「そうだ!大阪、京都行こう!」でなんと弾丸で一人旅決行したそうです!
清水寺やUSJにも行って楽しんだそう😆すごい行動力ですね〜
そこで買ってきたお菓子を使っての今回のチャレンジになりました。
修学旅行で関西方面に行く予定がある参加者が、不登校で修学旅行に参加することに不安があったけど、行きたい気持ちになってきたと言われて嬉しかったそうです🥰🙌