一日一日を潰すように過ごしている学校時代は本当に辛かった

2024-5月12日. 三条市図書館まちやま    参加人数8人

気候も過ごしやすく、緑が美しい季節になりました。
この日は、曇りから雨に変わる少し肌寒かったです。

新規の方もお一人来ていただき、3年ぶりに参加してくださった方もいて、嬉しい開催となりました。
皆さんの近況をお話ししつつ、思いをシェアしていただきました。

学校に行けない理由として

・みんなと同じことをしなければいけない、興味がなくてもしなければならない
・理屈抜きでやらされるのは苦手なので、なぜ、それをしなければならないのかを理解してから取り組みたい
・足並みを揃えないと不安になるが、比較の中でしか判断されないのはもっと不安
・受動的な学習形態の中で、能動的な発想を急に求められることがあることが苦痛
 (例:班学習の中で、みんなで考えてアイデアを出しなさいなど)
などがありました。

規範の中で、自由な発想を求められても、どう頭を切り替えていいのかが難しいですよね。
子どもたちの、戸惑う感覚、わかる気がします。自由な発想はリラックスした空気から生まれます。

 

また、私立の通信制の中学校に行けるようになった方の言葉に
辛かった時の自分を振り返って
、「一日一日を潰すように過ごしている学校時代は本当に辛かった。ただ何もしたくなかった。気力が湧いてこなかった。思い出すのもしんどいが、今は変化して苦手な人への対処方法も学習した。今が一番楽しい!」
親御さんは、その時があったから今があるのかとも、、。

小学校からの辛く長い道のりでしたが、今は明るい笑顔で週一学校に行きつつ、オンリハにも来てくれています。
お母様は、ずっとお子さんを尊重してらしたのを拝見していましたので、やはり信頼だなと納得いたしました。


💐オンリハチャレンジ!
母の日に、贈る色紙をみんなで描きました。
もらったお母さんたちはウルウル🥹でしょうね。
みんないい表情を捉えてる〜😍

ありのままに、本人に任せると思えるように

2024-3月12日. 三条市図書館まちやま    参加人数10人

昨日は寒い雨の中でしたが、ご参加いただきました。
新規参加の方が2組でした。

ひと組はオンリハに参加されて
もう一人の方の状況をシェアしていただきました。

不登校は3人兄弟に2人いて、
上のお子さんが中3の後半から行かなくなったが、高校には入学して現在高1
学校は休みがちだが、バイトはしっかり時間を守って行っている

下のお子さんは6年生の5月連休から行けなくなり、3学期後半から不登校に
不登校始めの時は布団をかぶって起きられなかったが、今は部屋に引きこもることなく普通にリビングでゲームをしている
式典屋、テストには行っている
登校していた当時テストは完璧主義で、100点取れないと捨てているようなところもあった

2人とも、子供の時は大変のびのびとした様子だったが、引っ越市を機に、学校の少しづつ閉塞した規範的な雰囲気に内にこもるようになった
お母様は、当初厳しく管理する感じだったが、自分で色々学んで自分に任せることが一番と感じ、今は当人たちの考えを尊重しているとのことです。

お父様は、仕事の関係であまり子育てに関与できないこともあって、
不登校を容認している母の考えが理解できなかったが、時間が経つにつれ少しづつ
諦め(?)と尊重の入り混じる感じに変化
上のお子さんに関しては仕方ないと考えているが、下のお子さんには、学校に行かないことがまだ不本意お母様も、いつかは行って欲しいと考えているとのことです


お話をシェアしていただき、感謝です。
お母様からは、見守っていこうという覚悟というか、大きな包容力を感じました。
また、みなさんからもこの話を聞いて堂々としている、安心感があるとの感想がありました。
その考えに至った思いをまた聞かせていただきたいですね。
お母様からも、優しい方ばかりで安心しましたとお話しいただきました。よかった〜〜!☺️

❤️今月のオンリハのチャレンジ❤️

今月はイースターの卵🥚を作ったそうです!
イースターはキリストの復活をお祝いする感謝祭だそうです。
いろんなデザインがあってすごい綺麗ですね〜
私も作っていただきましたよ!綺麗で食べたれない〜〜と言いつつ、食べました〜😁
新規の親子sも楽しんで参加いただけたようでよかったですね!🥰

【お知らせ】

オンリハ男子部
男の子の参加者、募集してます!
ボードゲームや、ポータブルゲーム対戦ok
事前に参加ご連絡いただけると、ゆきわりに参加していただいている
男子のご家庭に連絡して2人以上来れるように調整します
男子の参加者が一人でもあれば、優しいニートのお兄さんボランティアも参加してくれるそうです😄

今は女子が多いけどおんなじ人間だ🧔🏻‍♀️🌈
みんな優しいから一度遊びに来てね!
連絡先 📩siotamako@mac.com
080-5405-0788

不登校の娘と自分が今が一番いい時期かも…と感じられるようになった理由

2024-2月12日. 三条市図書館まちやま    参加人数9人

今回参加されたみなさんのお話しでご紹介したい内容が3つありました。

  • 不登校の理由は、自分の子が周囲についていけなくなったのではなく、周囲がついて来れなかったのかもしれない
  • 目標があることによって、他人の目が気にならなくなってきた
  • 不登校の子を通して見えてきた自分

まず、一つ目の

不登校の理由は、自分の子が周囲についていけなくなったのではなく、周囲がついて来れなかったのかもしれない。

ある親御さんが当時を振り返って、クラスの中でうちの子がみんなについていけなくて阻害されていたと理解していたけれども、学校を卒業してリラックスして過ごす毎日の姿を見ていると、本当は周囲についていけていなかったのではなく、本人に周囲がついて来れなかったのかなと感じる。というか、単に本人がぶっ飛んでいたのでは、、、と感じることがある。とおしゃっていました。

当時、お子さんはまだ個性が確立されていないことや、自分の特性を理解できず、感情や思いを説明できなかったということもあるため、何が原因で孤立化しているのか理解できなかった可能性があります。

本来の自分を取り戻して、それを表現できるようになった時初めて、集団の中で自分らしく振る舞うことが困難である理由がわかるのではないでしょうか。

ということは、その時に何が原因で不登校になっているかということを考えても、原因を理解する事は難しいのかもしれません。それよりも学校に行くのがしんどいと言う状況だけを理解して、まず寄り添い、ゆっくり休ませて自分と対話させてあげることが大切なのかなぁと
今の親御さんとお子さんの良い関係を見るとそう感じるのです。

その流れで、かつての不登校体験者で、今は会社に就職している方がいらっしゃったので学校に馴染めなかったけれど、会社には馴染めてきた理由はありますか?とお伺いしたら

目標があることによって、他人の目が気にならなくなってきた。

という話をいただきました。
会社のシステムを理解することに集中することで、「周囲の目が気にならないし、どう思われても平気になってきた。」とおっしゃっていました。
不登校でも、通学していても何か具体的な目標を持つことは大切なのでは?
それを受けて、別の親御さんは娘さんが通信制の中学校で文化的な催しを、生徒だけで企画実行する授業があり、「カフェ空間を創る」ことに。そこでインテリアの制作が得意な娘さんは中心になってイメージを膨らませ、それを実際に制作していく工程の計画を立てたそうです。
その日から、毎日学校に行くのが楽しく「毎日がめっちゃ楽しい!」ととても充実していたそう。
私たちも聴いていて、楽しそうでワクワクしました。
具体的な目標を持つことの素晴らしさをお話ししてくださいました。

不登校の子を通して見えてきた自分

こちらは、お子さんが不登校になって見えていなかったものが見えてきて、生活が変化してきたというお話しのシェアでした。
以下、彼女のお話ししてくださった内容の要約です。

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子供が学校に行かなくなって長い状態が続いていました。
以前は、日中に外出するのは嫌がっていましたが、最近は外に行きたがるようになりました。山に行きたい、自然に触れ合いたい、と言って親子で山歩きや公園に行って楽しんでいます。そのきっかけになったのは、近所の友人がたまたまオンリハ(ゆきわりのサイト内に案内ありhttps://yukiwarinokai.org/onlyheart)に来ていて、誘われるようになってから。

 子供は、自分を言葉で表現するのが苦手。学校の集団の中で話が盛り上がったりしたときに、どのように受け答えたりアクションして良いのかがわからず戸惑ってしまうのです。それを見た友達が怒っているのかもしれないと勘違いして、関係性が良くない状態になってしまいました。

子供は、自分が自分らしくいたい。そんな自分をそのままで理解してくれる人が必要と感じていました。そんな時に、あるがままを受け入れてくれる友達が、オンリハに来ていた友人です。
その子は、そのままでうちの子を受け入れてくれ、安心できるゾーンを作ってくれました。

 最初母は、学校に行けないことをよくないことだと思っていました。
今は行かないのは本人が悪いわけではない。平均的に生きるよりむしろ個性で生きる。そのままでオッケーでいいんじゃないかなと感じています。

 娘は価値観を変えてくれました。
ずっと大企業でフルタイム、がむしゃらに仕事をして来ました。生活するためにこれが一番いいと、歯を食いしばって頑張ってきました。子供が学校に行かなくなって、このがむしゃらに仕事を続けることが本当に幸せなのかって思い始めたんです。
そこで、夫と何度も話し合いをし、理解を得て、仕事を辞めて土日を休みにし、夕方には帰宅するようにしました。

急激なサイクル変更に最初、子供たちはびっくりしていましたが、今の方が格段に幸せ度がアップしています。
でも、だからといって、以前のがむしゃらに頑張っていたときの自分を否定するつもりはなく、その時があるからこそ、今わかることがあるのだと思っています。
今はストイックに自分に厳しくするよりも、自分を許すことで人も柔軟に受け入れられるということを感じ始めています。

ーーーーーーーーーーーーーー

ということでした。

聴いていて、感動して涙出そうでした。すごい!本当に良いシェアに感謝しかありません。
それも驚きなのが、この判断、行動までがすごく早く、この心情にたどり着くのもすごく早かったということです。
きっと前から心に内在していて、それを取り戻されただけなんですね。
このシェアをお聞きした後、お腹の底からパワーが湧いてきて幸せな気持ちになれました。
ゆきわり、オンリハに来ているみんなが支え合って一人じゃないんだって感じて
前に進んでいきましょう!!みんな家族だよ〜い😄

❤️オンリハのチャレンジ❤️

余談ですが、主催しているオンリハのReinaさんは、急にまとまったお休みが入り、即決で「そうだ!大阪、京都行こう!」でなんと弾丸で一人旅決行したそうです!

清水寺やUSJにも行って楽しんだそう😆すごい行動力ですね〜
そこで買ってきたお菓子を使っての今回のチャレンジになりました。
 修学旅行で関西方面に行く予定がある参加者が、不登校で修学旅行に参加することに不安があったけど、行きたい気持ちになってきたと言われて嬉しかったそうです🥰🙌

やっぱりこの一択!「子供を信じる」

2024-1月12日. 三条市図書館まちやま 参加人数12人

2024年の新たなる一回目は、安定の少人数でした。
でも、新顔の方も(Aさん)子供さんと一緒に参加(子供さんはオンリハに)してくださいました。
 
この日は、Aさん(母親)のお話を伺いながらみんなの考えや、感じたことを話していく方向で進みました。
 
状況として、不登校になったのは中女子、
不登校になって2年経過したとのことで、理由ははっきりとは無いということでした。
不登校当初は、落ち込みもあったようですが今は、自分自身で明るさを取り戻し、今回の参加のように外出もできるようになった。
フリースクールなどには今は行きたくないとのこと。
制服について、スカートは履きたくないが、周囲にパンツを履いている者が誰もいない。そんなところから制服制度についての疑問を呟いたりすることもあった。
絵が得意で、よく描いている。発達の可能性もあるかもしれない。
Aさんも、彼女との関わりから色々と考えさせられ成長していけていると感じていらっしゃいました。
 
学校からは、生存確認をしたい、事件性がないか?などと心無い対応をされ、どん底に落とされるようだったそうです。このような信用を裏切るような言葉がけをしてくる学校と、どうやって信頼関係を持てというのでしょうか?
聞いている私たちも怒りを感じました。
よく耐えて今までやってきたなあと思います、Aさんの目にも涙が見えました。
同席している参加者の方たちからも、共感する言葉や、自分のときも同じだよとの言葉がけがありました。
子が不登校になれば、社会を敵に回しているような心情になるのが親の心境です。
そんなことない、子育ての仕方が悪いなんてことでもないし、学校へ行けないのは決して悪いことではないんです。
 
また、Aさんが悩んでらっしゃることに、子供との時間を確保するために働き方をどうするかということがありました。親が働いているときに、子供は自宅で1人留守番をしている状況になります。その状況を親から見て、とてもかわいそうだと感じたり、子供自身も親が帰ってくるのをずっと心待ちにしている状態があります。そこで、どのような働き方をすれば、お互いにその不安と心配が解消される状態になるのだろうと言うことを相談しておられました。
子供は、基本親を信頼している限りは、その親がそばにいてくれる事は嬉しいと感じるものです。
子供が一人でいることはネガティブに捉えればよくないのかもしれませんが、孤独の中でしか生み出さない自分との対話の中で、いろいろなことを考え、自分の軸を強くする時間になっているかもしれません。
しっかり、少ない時間の中でもコミュニケーションを濃く取ってあげれば、それがエネルギーになり、安定した精神状態につながると思います。ただ、不安が強いタイプのお子さんのお母さんも同席しておられましたが、なるべく常にそばにいる時間を作るようにしたとおしゃっていました。
 
また、不登校の原因を聞き出すが、よくわからないという状況についてですが
親に心配をかけたくないというのはもちろんあると思いますが
中学1年生という低年齢ということもあって、自分の感じたり、考えていることを言語化できないということがあるのかもしれません。なので、親御さんに自分の気持ちがうまく伝えられず、コミュニケーションが上手に取れないと言う状態が起こります。
不登校当事者が成人になって、あの時は言語化できなかったということおっしゃっているのを聞くと
こういったことがよくあるのではないかと感じています。
 
他の方からのお話に、
発達障害と診断を受けたが、いつそれを本人に伝えたらいいと思いますか?
というお話がありました。
出席者の中には、何か困り感や問題が起きない限りは伝える必要は無いのではと言う考えの方がいらっしゃいました。
大体困り感が出てくるのは、人とのコミュニケーションの時の問題だと思います。
その時に本人が自分を責めたり、問題解決の糸口が見つからないような場合は、
本人の良い特徴を挙げて理解させた上で、それに伴う別の特徴もあるんだよ、それを問題解決の判断材料にできるよと言うような寄り添い方をすればいいのかなと思いました。
 
いろんな話しましたが、
ゆきわりに参加している方たちみんな、お互いに励まし合い子供を信じてポジティブに考えようね!!
と言い合いましたよ!

オンリハはみんなでイラスト描きました🥰

個性爆裂!今年のスタートをイメージしてイラスト描きました〜〜

ケーキを作って食べた〜🎵

2023-12月12日. 三条市体育文化会館    参加人数23人

今日はオンリハ主催者のreinaさん企画のケーキ作りをしました。🎂

オンリハにいつも来ていただいているメンバーだけでなく、以前来ていただいていた方や、一般からも告知して20名の方がケーキ作りに参加してくださいました!

子供12名 大人8名

主催のreinaさんが働いているお菓子屋さん(見附市 田の口屋さん)にもご協力いただき、スポンジケーキやクリーム、飾り物など,ご厚意で提供いただき、皆さんの参加費から購入させていただきました。

ほんと、この忙しい時に感謝だね〜と準備しながら話してました。

そして、このイベントに参加してくださったそれぞれの方が、オリジナルのデコレーションをして、とっても楽しんでいただけたようです!

ケーキは食べたい人は紅茶と一緒に楽しんだり、家族で楽しみたい方はお持ち帰りされてました。

クリスマス🎄感もあってとっても和やかないい雰囲気でした。🪅🧑‍🎄

三条市にこんな素敵な調理場(体育文化センター2階 3ーA)があるのならこれをきっかけにまたいつか開催したいですね🥳


ゆきわりの方は、

ケーキ作りイベントもあって親の参加は少なかったのですが

新たな方もいらっしゃって少人数でこその、じっくり深いお話もできました。

以下あらたな方の簡単な状況、

中1男子、11月くらいから、行き渋りがあり、12月はほぼ欠席

疲れやすく、生活に乱れが見られゲームばかりしている。これはわがままなのか?

別に学校に行かない理由がはっきりとあるわけではなさそう。

小学生の時は楽しく通っていた。今も部活や給食時には行けていて、友人関係等は問題ないということ。

息子さんから詳しい事は話されないそうなのですが、なんとなく学校に対する不満ストレスが溜まってのことなのかもしれないと感じておられました。

その理由の一つとして、先生の提出物の追い込みが多く、そのせいで少しずつ担任や学校に対する不信感が募っていったように見えるとおっしゃっていました。

理由は他にもあるようですが、本人ははっきりとは話さないとのこと。

お母さん自身も学校での先生たちの対応や、相談に行った教育委員会で、疑問を感じることがあり、息子さんなりの理由がきっとあって、息子さんの意思に沿うようにしたいとおっしゃっていました。

その息子さんの話を聞いていると、やはり学校との相違があるのではないかと感じます。お母さんのおっしゃるように、本人の意識に任せ、見守ることが大切だと思います。

後半から参加してくださったあるお母様が経験からお話しいただいたのですが

初めは、何を考えているのかわからずお互い苦しんだが、本人の意識に任せようと考えを変えた。

自由にさせているうちに変化が出てきて、自分で自分の行動や生活に気づきが出てきて、自然といろいろなこと(生活のペース、責任)を是正するようになってきたとおっしゃっていました。

今はそのお子さんは元気に通信制の中学に通っています。

お子さんの表現能力が未熟なため、親御さんはいろいろな心配をすることも多いと思いますが、はっきりとした理由がない場合は、お子さんの思いを尊重して、まずはしっかり休ませる、そして、本人が自分と向き合う時間を作らせてあげるということが大切なのかもしれません。聞いた利話したりするのはそれからでも遅くないんですよね。

学校は連絡を頻繁に取って来て、どうにか生徒を通わせるように親を説得することが多いようですが、できれば少し学校との距離を子どものために意識的に取ってあげたいですね。

親も学校との対応が一番ナーバスになって、子どもの意識とかけ離れる要因の一つになってしまいます。

同じようなご経験をされた保護者の方も参加されているので次回はいろいろな方からの意見を聞いてみたいなと思いました。

次回は1月12日(金)19時から 三条市図書館2階(はなしょうぶ)で開催予定です。

予約はいらないので、気軽にご参加くださいね。

世界に一つだけの花とアンパンマンのマーチ

2023-1012三条市図書館まちやま    参加人数12

今回は新しい方のご参加があり、そのシェアしてくださった内容を中心に話が進みました。

その内容は

小学中学年の男子、コロナ禍のマスク強制慣行など、学校の強めの管理がきっかけかなと母は感じている。

本人は理由はわからないという。

嫌な理由があるわけではなく、行く理由がない。とのこと。

理由はわからないにせよ、不登校になり家に居るようになった。

習い事やイベントで友達と会うこともあれば、楽しそうにみんなと遊んでいる。でも、自分からは友人宅には行かない。

人が家に来てくれて受け入れる状況だとゲームをしたりするが一人遊びだと持て余し気味で、母が帰ると一緒に遊びたがり、仕事もあり母は対応が追いついていない状況。

家に一人きりで孤独に見える息子がかわいそうだなと感じる時もあり、どうしたら楽しく時間が過ごせるか考えているとのことでした。

それを受け手の周りの方の反応ーーーー

・自分の子供も長らく一人でいる時はYouTubeを見たりネットに依存しているようで心配していた。

・自分以外の家族(おばあちゃん、おじいちゃん)といろんな場所に行ってもらって助かった。

・ネットを見ていると側から見ると孤独そうだけど、本人は自分に必要な情報を吸収している。

 たとえ、身になりそうではないこともそれは本人からすると今は必要なことだったりするのかもしれな

・休んで休んで休み飽きる。ゲームしてゲームしてとことんやりきる。やりきれば次にやることが自然に出てくるのでは

 やり切る以上にまだ継続してやっているなら、それが本人にとって一番必要なことなんだと思う。

フリースクールに行くという選択肢についてーーーー

・週一回行っているが送り迎えが大変、高額すぎて毎日は難しい

・無理に行かせる必要はないのでは、本人が行きたいと言うまで待ってあげればよい(元当事者)

・本人が学校に行かないと言う判断をしていること自体すごいことだと思う

・とにかく学校以外の場所がいい、けどない!

・フリースクールは勉強など受動的に学べるところではない、学校の代わりにはならない

・学ぶことは自分でできる時代、ただみんなといる場所があるといい

前回の話でも出た孤独では何がダメなのかという話になりましたーーーー

・学校に行っていないレッテルを貼られることによって、そこに囚われて自分がやりたいことが考えられなかった。(元当事者)

・親も他の子供の友達が学校や部活で評価されたり、結果を出していると自分の子は何もしていないのではと不安が頭をもたげてくる。

・不登校の時間は親として自分が試された時間だった、皆んなが通る道ではないために不安との闘い。

 こうあるべき、こうさせたいという欲があった。今は、色々な経験から毎日が楽しく充実している。

 学歴で心配していた当時の不登校だった子供も、今は周りの良い方に支えられ仕事ができている。

 一歩引いて、こうしたいという意識を手放すと楽になれた。

・おすすめ『世界に一つだけの花』の歌詞、『アンパンマンのマーチ』の歌詞がとっても勇気もらえた(当事者)※下に歌詞貼っておきます

学校のような集団の中からか、自分の孤独の中からかどちらが自分を探し出せるのでしょうーーー

・集団の中で自分を尊重する練習をするべきだ

・孤独の中だから気づけたいろんなこと、強くなった、自分を持てていた、今思えばあの時が一番自分らしかったかもしれない。今、会社に行くと何のためかわからなくなる。だからずっと自分て何だろうかって考えてていいんだよ。(元当事者)

今回もいい時間が過ごせて感謝です!皆さんの想いがお互いを支えあってるんだと改めて感じました。

ありがとうございました。

 

歌詞『世界に一つだけの花』SMAPの曲

花屋の店先に並んだ
いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて
争うこともしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている

それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる?

そうさ 僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい※

困ったように笑いながら
ずっと迷ってる人がいる
頑張って咲いた花はどれも
きれいだから仕方ないね
やっと店から出てきた
その人が抱えていた
色とりどりの花束と
うれしそうな横顔

名前も知らなかったけれど
あの日僕に笑顔をくれた
誰も気づかないような場所で
咲いてた花のように

そうさ 僕らも
(
くり返し)

小さい花や大きな花
一つとして同じものはないから
NO.1
にならなくてもいい
もともと特別なOnly one

『アンパンマンのマーチ』

歌詞:やなせたかし

そうだ うれしいんだ

生きるよろこび

たとえ 胸の傷がいたんでも

なんのために生まれて

なにをして 生きるのか

こたえられないなんて

そんなのは いやだ!

今を生きることで

熱い こころ 燃える

だから 君は いくんだ

ほほえんで

そうだ うれしいんだ

生きるよろこび

たとえ 胸の傷がいたんでも

ああ アンパンマン

やさしい 君は

いけ! みんなの夢 まもるため

なにが君の しあわせ

なにをして よろこぶ

わからないまま おわる

そんなのは いやだ!

忘れないで 夢を

こぼさないで 涙

だから 君は とぶんだ

どこまでも

そうだ おそれないで

みんなのために

愛と勇気だけが ともだちさ

ああ アンパンマン

やさしい 君は

いけ! みんなの夢 まもるため

時は はやく すぎる

光る星は 消える

だから 君は いくんだ

ほほえんで

そうだ うれしいんだ

生きるよろこび

たとえ どんな敵が あいてでも

ああ アンパンマン

やさしい 君は

いけ! みんなの夢 まもるため


今回のオンリハ(当事者の会)の完成作品♪

もうすぐハロウィンですね〜🎃👻🎃👻

低学年小学生の弟さんの参加もあり、ほっこりした時間になったそうです☺️

みんな上手ですね!

 

友達って絶対必要?

2023-912三条市図書館まちやま    参加人数15

8月はゆきわりの会はお盆休みだったので、2ヶ月ぶりの開催になりました。

  1. 最近の様子
  2. 友達について
  3. 学校の先生に求めること

今回は、という流れで、自然に話が進みました。

1.最近の様子

 まず、皆さんの近況を順に新しい方には自己紹介をしていただいながらお話しいただきました。

Aさんは夏休みに入る1週間前くらいから、30分から1時間くらい、学校に顔を出すことができるようになりました。部活に1度、行くこともでき、夏休みのイベントに、友人と出かけることもできたそうです。

2学期から学校に行きたいと言い出し、学校の中にある適応教室に行けているそうです。

行くまでが不安なのですが、母とともに行き、落ち着いたら自分1人で学校に居ることができるようになったそうです。体育祭にも出られたと言うことです。

順調に復帰の方向に向かっていますね。本人の希望に沿って進んでいてよかったですね!

Bさんは、中2の男子のお母さん。息子さんの夏休みの過ごし方としては、基本日中は家に居たそうです。帰省のため里帰りしている幼いいとこの子と一緒に遊んだりしていましたが、それも楽しかったと言っていたそうです。2学期は、修学旅行に行きたいと言うことで、ぜひみんなと楽しんできてほしいですね。

登校ペースは、週に2回ほどで、自分の好きな学科があり、その学科の実技の授業をしている時は、得意と言うこともあり、その授業には行けているそうです。給食も食べたそうです。

声をかけてくれる仲間もいたそうです。自分の好きなものが目的になって手助けをしてくれた良いケースなのかなぁと感じました。

Cさんの娘さんはいじめが原因で、不登校になったのですが

通信制の高校に転校されて、そこで新しく友人もでき、2学期にはスクーリングがあって、県外に行くのがとても楽しみだと言うことでした。アルバイトをしながらそのスクーリングに行くためのいろいろな準備道具を買うと言うのが楽しみにされているそうです。

Dさんは親子で、自分が作っているアートとクリエイターがコラボした作品発表ライブを見に行ったそうです。最近は充実していると言うことでした。

自分の作品がミュージシャンとコラボなんてなかなか経験できないことですね。すごい!!

新たな方もいらっしゃって、その方の状況として、小学校の低学年で不登校になり、中二まで不登校。今は通信制の高校に通っているそうです。

もう1人の新しい方は、自分の甥っ子さんが不登校になり、そのお子さんは大変良い子なのだが、不登校というイメージで、周囲がその子のことを判断されたり、その子自身が自信を失ったりするのはとても残念。不登校をしている子や不登校に対する理解を変えたいと思い、どうしたらいいのか、皆さんにお話を聞きたいという目的で参加された方もいました。

2. 友達について

その、新しくいらっしゃった方の甥御さんが、学校に行った時に、話したり、話しかけられたりがうまくできず、対応できない自分にどうしたらいいかわからないと相談されたお話をいただきました。

そこで、友人は本当に必要なのか? 1人でいることは孤独なのか?ということを皆でお話ししてみました。

みなさんの意見を箇条書きに挙げてみました。

・若い時は、すごく周りの目が気になる。

・友人を作るには、日常的にあまり関わりがない方がいい気がする(べったりな関係でない方が)

・友人に気をつかって辛い思いを溜めている毎日は、良くないサイクルを招く

・孤独でも大丈夫、1人で居た方が、自分を整えられる。

・友人のいない閉塞感の中で、長くずっといるのは大変なストレスだ。

 親が、「孤独でも大丈夫、人生には友を作る機会はいつでもある声をかけるよ。」声をかけてあげれば      楽になるかもしれない。

・みんなといるのが安心な人もいれば、みんなといるのが苦痛な人もいる。

・ただ惰性でそばに居るよりも、やりたいことでつながった友人の方が強固なつながりになるような気が する

・自分を確立してしまうと、周囲と合わなくなる現象が起きてくる。

・自分を大切に、孤独でも大丈夫だと心得ることが大切。

3. 学校の先生に求めること

次に学校について、学校の先生に、不登校の親の目から見た学校の先生にお願いしたいことをお話ししてみました。

・学校はコミュニケーションを養うための場所でもあり、友人との関係性を深めるところであると、先生方は提唱するが、人との出会う経験が積み重なれば、コミュニケーションがうまくなるのか。

・人との関係性にくじけた過去があっても、その人が、自分の合った環境にうまくハマれば、精神的なストレスは減って、コミュニケーションがうまくいくことがある。

・良い先生にも巡り会えるが、事務的で寄り添ってくれる先生に出会えないこともある。

・ある先生は、時間が来るとすぐに帰り事務的な対応をされてしまった

・今から自傷行為をしていた我が子の当時を思い返すと、自分たちの考えに寄り添うよりも、先生たちの思惑の流れにうまく乗せられてしまったような気がする。

他にも、もっと道があったのではないか、もっと話し合いをすればよかったと思う。

・自分の子供が学校にいじめられていると訴えたときに、学校からいじめは無いとはっきり言いきられて終わってしまった。状況をきちんと聞いてほしい。

・スクールカウンセラーに対して。月1でしか関わり合いがないのに、外部から来て全くわかっていない状態で、前から毎回1から状況を説明されるのがさせられるのがとても苦痛だった

先生はどういう風であったら良いのだろうか

・話を基しっかり聞いて、よく見て寄り添って欲しい。

ここで、時間が来てしまいました。

学校に求めても、形だけのものや表面的な対応に残念なこともあると思いますが、

親身に対応してくださる先生もいらっしゃいますし、何より子供たちがどうしたいかを優先させてあげることが第一ですよね。

また来月もたくさんお話しできるといいと思います。来月も同じ場所、時間で12日になります。ご参加お待ちしています。

しおたまこ

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