ホントの自分にウソついてなかったら◎!

2023-5月12日. 三条市図書館まちやま 参加者14人  

記:しおた

今月は、三条市に新たにできた図書館の会議室を借りて行いました。
洗練されたデザインと本に囲まれた空間で、雰囲気が良かったです。
お子さんの近況を聞いていき、思ったことや気づきについて、みんなが感じたことを話していくというスタイルで進みました。
皆さん、これといって大きな変化はない状況だとおっしゃっていましたが

注目のトピックとして

●参加者の方が無事、高校を卒業され、免許も取得され、お母様は今後の進む方向性を応援したい(チアガールのように応援したい!笑 と話され場の空気が和みました)

また、彼は当事者の会を立ち上げ活動しているのですが、講演会も企画してその準備を進めているそうです。(※この詳細はブログの終わりに掲載しておきます)

●あるお子さんは、いじめがあり転校を余儀なくされましたが、新たな通信制の高校に行きながらバイトも始め、忙しいながらも充実した毎日を送っているそうです。

始めは電車に乗ることも精神的に難しい状況でしたが、だんだん克服して目的に向かって生活している。

これから自分の好きなものは何か、、と、急がずじっくり時間をかけて進路を探していって欲しいとお母様はおっしゃていました。

また、転校する数ヶ月前は、落ち込診、閉じこもりがちでお友達にも不安な気持ちを聞いてもらう状況から今は、逆に友達から相談を受けて精神面からも頼りにされているほどにメンタルが強くなっていると喜んでおられました。良かったですね!!

お母様も、子供は子供、自分は自分の世界を大切にと考え、登山に行ったりお友達と旅行に行ったりと自分を楽しむようになったそうです。

余談ですが、9年間引きこもっていた息子さんが、お母さんが好きなことを始めたら、引きこもりをやめて働き出したという実例を講演でご本人から聞きました。

心配と言いながら、本音はこうあってほしい、こうしなければ幸せになれないという思いは、本人に無言のプレッシャーを与えているのかもしれません。

●別の話題として、お子さんがいつ学校に復帰するかわからないが部活には在籍していたいという本人の希望があり、そのため部活の保護者会に出席したそうです。

その時は、あまり居心地が良くなく所在なかったけれど「本人が復帰した時に、居やすいようにしてあげたい」と、周りとの関係性を築く言葉を出していったら、周りの方も協力的に接してくれたとのことでした。お子さんには、この行動は直接伝わりにくいことではありますが、お子さんに対する思いのこもった愛情の気遣いを感じました。

●不登校の当事者だった方から、

仕事に対する考え方に一石を投じるような意見がありました。

皆さんは好きで仕事をしていますか?

望んだ仕事ではないけれど、生きるため定職に就かなければならない。

どう考えたらよいのか、、

彼が思うことを話してくれました。

彼がリスペクトしている、ゆきわりの会に来ている保護者の方で、自分に自信があるお父さんが

「仕事は生きるためと割り切る、本当の自分に嘘をついていなければ十分」という考え方に安心をもらい、

好きな仕事ではないが 割り切るという考え方が自分らしくいることができるような気がする。

こうするべきだという社会のレールを進まなければという見えないプレッシャーに抑えつけられていた。

人と比較しなくても自分が自分をわかっていればいいのだ。

好きなところで働かなければいけないというプレッシャーからも解放された気がする

人と比べない方がいい、比べると自分が見えなくなる。‥‥と。

とてもよい、シェアをしていただけたと思います。

彼も今年の夏から、不登校を体験した人間として、学校や社会に感じる違和感や、不安などを聞き合い励ましあうような喋る場所を作って、自分を信じられなくなっている人たちを元気にしていきたいと目標を話していました。

詳細がわかり次第、こちらのブログでもお知らせしていきたいと思います。

●オンリハ(不登校当事者の会)では、先週に引き続きアイロンビーズで母の日の作品を作りました。

初めて参加した方もリラックスして参加していただけたようでした☺️よかった〜

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今年は、オンリハのみんなで何かイベントの企画をして楽しめたらいいという話も出ました。

※前出の不登校当事者の会の講演会のお知らせ

当事者の会を新潟市内で開催している

「自宅待機組」の主催者である三井田和人さんが講演会を開きます。

趣向を凝らしたQ &A形式の内容になっているようなので、ぜひ足を運ばれてはいかがでしょうか。

平均的になろうとするのは苦しい

2023-4月12日 三条市栄公民館

参加者12人  記:しおた

新たにゆきわりの会の進行を廣田さんご夫婦にお願いして、新体制で進めていくことになりました。
以前も、主催者が休む時などに代行をお願いしていたのですが、本年度から正式にお願いすることになり、会の雰囲気も若く柔らかくなりいい感じでした。
また、帰りが遅くなるというご意見いただきまして終了時間を短縮化して21時にしました。

今回の内容は

参加者の近況やお子さんの様子を聞き、話が広がりました。
まず、オンリハ(合同で開催している当事者の会)にも来てくださっていた子のお母さんから嬉しい報告がありました。

お子さんの新しい高校が決まって、選択制の多様な講座があってどれにしようかと張り切っている。

少し前から、本人はバイトを始め、自分で稼ぐ喜びも感じている。

幼なじみからも連絡が来て繋がり、悩みなどの相談を受け、聞いてもらう側から聞く側になっているようだ。

以前のいじめを受けていた学校で、そのお子さんの動向などが噂されていると耳に入ってくるが、今が充実して前向きなので気にならなくなっている。

とのことでした。

奇遇だったのは、オンリハに以前来てくれていた子が、偶然今の新しい同じ高校に通っていて、お子さんと友人になっているとのことでした。以前来てくれていた子も元気なようで、それも嬉しい報告でした⭐️

他に、中二のお子さんのお母さんからのお話で、

不登校になったきっかけは、学校のカリキュラムを真面目にこなそうとするがあまりに、うまく行かなかった。理解がきちんとできていないものをそのままにしておけず、でも周りの流れを気遣って邪魔することもできず、気づいたらしんどくなっていた。

お子さんは、とても真面目で素直で、適当なことができない特徴があり、自分のペースで納得していく学びが合っているのに、一定のペースで進める学校はそれが出来なくて苦しいようだ。

クラス仲間との関係性は悪くないので、修学旅行には行きたいという思いがあり、それを実行するために交流クラスには顔を出せるようにしていきたい。

また、その一連の思いをかかりつけのメンタルクリニックの先生に流暢にお話しできたのが、自信につながったようで、今後週2回のペースで学校に行き、6時間目に顔出しできる時間には顔出ししたいという目標も立てた。

 とのことです。お母さんの判断対応が早く、無理強いせず、市の支援学級に通い、お子さんのペースに合ったやり方で勉強も進めてもらっているそうです。(支援学級は個別指導)

先生にお話しながらも、自分でも整理できたのでしょうか、思いを言葉にする力ってすごいですね。

その後も、春休みに入って天気のいい日などは、支援学級まで歩いていってみようかな!とか
保育園時代からの友人に会ったりと、無理なくポジティブな日常を取り戻しつつあるようでした。お母さんも、せかせずゆっくり見守っていきたいとのことでした。

他に、かつての不登校者たちの話があり、
今職場で、ビジネスマナーをしっかりと教えられているが、意味があるのかわからない、気持ちがあればマナーなど無くともそれで伝わるのでは、、。

それに対して、あるお父さんは

会社に入るということはビジネスマナーが当たり前の入り口になる、そういう世界なのでしっかり教えてもらい身に付けてはとお話しされていました。
会社に入るということは、「会社のルールを守る意思もあります」ということになるのでしょう。
会社は、利益目標を達成するために作られた世界なので、そのような考えも一理あるのかもしれません。

ルールに則した人間は、平均化されてしまうのかという質問に
「自分を、平均化にしようとすると、すごく苦しいよね、、」
「ルールを無視して自分を表現しいたいけど、ルールを守らないと表現できるラインに乗れないという2つのジレンマで悩むことになる。」
「今の社会は、会社企業という組織が職業の主流にあるので、いつも一定の平均化を社会に求められている気がする」
「凸凹は当然でお互いに補完し合うことで調和を保つことが、本当の平均化では?」という意見が。常に平均を強要してくるプレッシャーにしんどいと感じる子供が多いのは親もよくわかりますよね。

オンリハでは、アイロンビーズをみんなで作ったのですが、そのお披露目をしました。
すごくよくできていてすごいです✨
ゆくゆくはオンリハで、イベントを企画して実行できたら。。。という話も出ました。
三条のマルシェに出展してもいいかもというアイデア頂いたり、今後どうなるか楽しみです。
それこそ自由に表現する場所としてオンリハにも参加をお待ちしています!

 

親の笑顔に救われる子どもたち

2023-212日 三条市東公民館

記:しおた

ゆきわりの会主催者の帰省、風邪をひいたりで欠席が続き、その間代打で他の方にお願いしたりしていたのですが、今年明けて2回目の開催。そして今年初めてのブログになります。

関係者の方々には色々とお世話になり、ありがとうございました。

新しい方が2人いらっしゃったのですが

どちらも中学生のお母さんで、お子さんが不登校になって深刻に悩んでおられ、時々目頭をハンカチで抑えている様子に、想いの深さがうかがわれました。

いきなり状況をお伺いするのは難しそうだったので

お二人には、しばらく他の方のお話の様子を聞いていていただきました。

話は、不登校経験者の発達障害についてに焦点が当たりました。

経験者の一人で、病院からの診断のついている方の思い。

「自分の障害を人に伝えることで、人目を気にして言いたくない意識と、それでも関係悪化より先に告白する方が楽という意識との葛藤が常にあり、苦しい」

別の発達障害を持つ方は、

「人から指摘されて自己嫌悪になり、自分に自信がなくなる。

もっとできるようになったほうがいいよ、できないところは隠しておいたほうが攻撃されないよ

などのアドバイスを受けるが、結局できず、どれも本当の自分を出せない虚無感に苦しむことになる。」

「学校全体の空気や、価値観に違和感を感じていても、周囲に合わせなくてはいけないのが嫌。

でもそれを親に言うのは忍びないので言えなかった。」

この意見を言ってくれた二人は、もう成人しているので、当時を振り返っての自分の気持ちを表現してくれました。

きっとこの心理状態は、当時の表現力では親に説明がつかなかったことでしょう。

今の小学生や中学生の当事者も、親に心配をかけたくない、問題だと思われたくないという気持ちから言わないでいるお子さんが多いのではないかと思いました。

どうすれば打開できるだろう、、

その話も、経験者の中から出てきました。

「自分を解って肯定してくれる人たちに囲まれていると、自然と自分に自信を取り戻すことが出来るように感じる。」

「周りに自分が居心地がいい人、楽な人と一緒にいて関わっていることが、自分のやりたいことに集中でき、自分を大切にすることにつながる。」

「今は、自分に苦しい時期だろうけど、好きなことや、自分が没頭できるものを見つけていればいつか必ず自分に自信が持てる時がきっとやって来るよ」

という心強いご意見もいただきました。

その流れで、新しく来ていただいた方に意見と、状況をお聞きしてみました。

お二人のお子さんとも、中1から学校に行けない状況。

どうしていいか、心配と将来の不安の渦中、他の方の意見が聞きたくて足を運んだとのこと。

一方のお子さんの不登校の理由は、なぜいけなくなったのかはっきりとはわからないとのことでした。

意見として出た内容ーーーーーーーーー

経験者の方は「親の顔色を見て、自分の気持ちを言えなくなってしまう。

親に嫌われたくないので、親が安心するような理由を考えてそれを言うことがある」

「今、振り返ってみれば、若い時にこういうことで悩んだおかげで、大人になってから、本当の自分の在り方に向き合えたので、悩んでてよかったとさえ思える。」

当事者のお母さん「当時を振り返って、自分の考えを押し付けて、本人の意思に寄り添うことができていなかった。当時は一緒に死のうかとも言ったこともある。でも、それが今となってみればどれだけ子供を傷つけていたかがよく分かる。今は子供を信じることが大切だとわかった。」

他の活動団体で子供たちを支えてらっしゃる方たちからは

「親が寄り添って信頼するとことが大切では」

「親の気持ちを子供は敏感に感じ取っていて、自分(子ども)が原因で落ち込ませていることはよく理解できている。

 だからこそ、親は笑顔で子どもを信じていると励ますことが大事」

「学校に行っていなくても学べる手段はいくらでもある。

お母さんが笑っているだけで子供は安心する。悲しい顔に悩んでいると感じて心が痛む。自分(子ども)のことで悩んでいると言うだけで、子どもは前向きに考えられなくなってしまう。」

以上が、今回の会の内容です。

今回のゆきわり、すごくよかったというご意見をいただきました。

私もなんだかグルーヴ感(?)そんな空気があったように感じました。

オンリハ(当事者の会)の皆さんが、力強い言葉を沢山をくれて、やはり経験者の言葉には重みがあるなあと改めて思いました。

自分の自由に生きるには

2022-1012日 三条市総合福祉センター             記:しおた

8月はお盆でおやすみ、9月のブログはお休みして久々の更新です。
皆さんの近況をお聞きしながら、不登校から派生する思うことをいろいろとお話ししていきました。
まず、中学生女子(Nさん)が学校で、アイラインを少し入れていったら優しい口調だけどしっかりと学校側から忠告された件について、前回からの続きの意見交換がありました。

前回の内容

Nさんは疑問に思っていることは、自分がなりたい容姿をやめてまで、校則を守らなくればならないのか。
風紀を乱しているほどの過剰なメイクはしていない、自分の気持ちを上げるために(そもそも学校にいくことが楽しいと思えないということもあって)やっているだけである。ということでした。

この内容に、対する意見として、
前回
学校に行っている限りルールは守るべきなのでは?
自信がないから、メイクが必要なのかも、
 自分に自信を持てば、自分の素顔にも自信をが持てるのではないか?
メイクで、自分に自信が持てるなら校則に縛られていることが疑問。顔の手入れをしていないこと自体  セルフプロデュースできていない。風紀を乱すと考えること自体が、もう古い。
何度もアイラインを描き直して時間がかかってしまっているのは、精神疾患が潜んでいるのではないか。
これに対して、彼女と、お母さんが、自分の考えをまとめてきてくれました。
精神疾患については、強迫性障害という話も出たが、自分としてはただこだわりがあって、それに近づけるために何度もやり直ししてしまうので、繰り返す行為に精神的な原因があるのではないと思っている。
学校とのやりとりで、校則を守るより自分がやりたいことがはっきりわかったので、これからは自分の欲した方向で進んで行こうと思う。
とのことでした。

次に、ネット上で誹謗中傷の被害を受けて、精神的に追い詰められた状態になったとのお話をしてくださった当事者の方がいらっしゃいました。
ネット上での何気ないやり取りの中で、相手に気を遣って話を進めていても、悪く受け取って最後には、攻撃を仕掛けてくる輩がいるとのことでした。
ネット上のコミュニケーションは難しいですね。
こういった無差別の攻撃は、相手に理解してもらうよう働きかけることが大切では
という考えと、理解できない相手とは対峙せず、離れる方が良いのでは
との感想が出ました。

そのほか、就職活動中の方が、社会に適応するべきだという考えと、自分の自由意志の中で生きたいという葛藤で悩んでいるというお話がありました。


来てくださっている父さん方にお話を聞いてみると
「最初から、割り切ってできないのなら就職することはないのではないか。」
「やりたいことは、別にあっていい。仕事は仕事で切り替えてやる。」
とのことでした。

バイトをして生きていくのは自分らしくない、何かの職歴が欲しい。
でも、したくない仕事は続かないとおもう。
したいことが見つかるまで、どうやって生活費を稼ぐのか、
好きなことを仕事にするのは難しいというのが、定説になっているようです。
したいことを仕事にすることができている人は、自分でそうしようと思って成ったのでしょうか。
自分の自己開示をして広げてくださって、とても深い話ができたのではないかと思います。

 

自己表現てどこまで自由?

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 遅いアップになってしまいました。汗
三条市栄公民館で行いました。梅雨も明けて、夜になっても暑い日でした。
ある親御さんが、子ども(中学生女子)が、ひさびさに学校に登校する時、少しだけバレないようにメイクして行ったら、担任に注意されて、本人が落ち込んだことがあったとのことでした。
本人はそんなことで注意されて理解できない、メイクしていない素顔では学校に行きたくないと思っているとのことでした。
有りのままの自分(素顔)でいることの不安と、メイクをして自己表現する自由を抑制される怒り、2つが彼女にのしかかってきたんですね。
親御さんは、その子に判断を任せているようでした。
 
これは形を変えて、不登校児だけでなく日常の中で誰にでもよくある事だと思います。
自分の優先順位が、規範外の人は、合わせる事を強いられるととっても苦労しますね。でも、それは自分がだめなことなんでしょうか?
平均的基準に合っていないのは自分が悪いのではなく、その基準に適応していないという事実だけで誰が悪いという事はありません。
その時、「学校に行きたい」という優先順位がメイクより先だったらどうでしょう。きっと、メイクは他の場所でしようと思いますよね。
どの優先順位を自分に持つかは、誰かに決められる事ではなく自分が決める事だと思います。
次回、彼女はどう判断するのか、興味があります。
 
また、別の親御さんは、学歴が中卒のためバイトを断られて、酷く落ち込んでいた子のその後を報告してくれました。
学歴に対してどう考えるかは、以前のブログでもみなさんの意見を書かせていただきましたが、
その子のバイト就労問題、、、それは突然解決します。
その子の知り合いの飲食店で働き手を探しているというのです。それも、その子が動画編集、制作が得意という事を知って広報も任せられ、都市部でのイベントに要員として行かないかと声掛けされたそうです。
今は、目の前にある仕事が楽しいそうで、昼夜逆転していた生活が一変したとのこと。
人生色々♪と、しまくらちよこの物まねしながら、心の中の私が歌っていました。
 
そしてこの日は、新しい方が中学生の息子さん連れで参加されました。(息子さんは途中でオンリハに)
お母様のお話では、不登校になったきっかけは、長期病欠のため勉強が遅れてしまい、とりもどすことが難しい状況が続いたためとのことでした。
本人の、真面目な気質もあってか、まわりのみんなに気も使い、学校へ行く事で規律をみだす原因になる事が申し訳ないと感じているようです。
フリースクールに通って、関係性もよかったようですが辞めて、将来の事を考え勉強をしなくてはということで家庭教師をつけて学習しているとのことでした。
私が、個人的におもしろいなと思ったところは、真面目といいながら宿題は絶対にやらなかったそうです。
本院曰く、宿題は自らやってはじめて身に付くものでやらされてやるものではないとのこと。ただの真面目くんではないのでは、、?と興味を持ちました。
9月のオンリハには、男子が来るのでまた来てくれるといいな、、と思います。友達になれる人が見つかるかも知れませんね。
 
 
もう一人のお母さんからは、お子さんが地域のイベントにライブペイントで出演するとの報告いただきました!
ライブペイント….絵を描く過程を見せるパフォーマンスアート
 
オンリハに来ている彼女は、おとなしい感じですが、隠れた熱いものを表現する人だったのですね!
スゴイですね☆もちろん私も観に行きます!楽しみです~♪
 
次回8月のゆきわりの会、オンリハはお盆休みにします。
 9月の12日にお会いしましょう!場所は、三条市総合福祉センターです。
 

お茶会

5月に三条市内の全小中学校家庭にゆきわりのチラシを配布させていただきました。今月の定例会はチラシを見てきてくださった方が参加くださいました。場所は東公民館、オンリハのお子さんを含めて16人。

オンリハはお茶会でした。身内にお茶を教えてくれる人がいるなんて凄い。東公民館でのオンリハはいつも和室なんですが、この和室には茶器が備わっているのだ。これもびっくり。オンリハのお子さんがお茶を立てて、親御さんに振る舞ってくれて、なんとも心温まる良い光景。こんな回があってもいいな、と嬉しくなりました。私もお茶を頂戴したけど、思ったより苦くなくてすっきりとしていて飲みやすかったです。見附のお饅頭もとっても美味しかった(^o^)

初めての方がいらっしゃったので、みなさんに改めて簡単な自己紹介と不登校の経験をお聞かせいただきました。不登校になったばかりは私もそうでしたが何か自分の育て方が間違っていたんじゃないだろうか、親は自信を無くして落ち込んでしまいます。そういうふうに思わなくていいんだよ、皆さんのお話は、そう応援している内容が多かったです。

勝ち進んだところに何があるんだろう

記:しおた

今回の参加人数は結構多めで17人。(当事者の会オンリハ」含む)

新たな方の参加がありました。

その方に最近の近況の中で何か聞いてみたいこと、聞いてみたいことはありますか?との問いに、

小学生の宿題を嫌がる子、どうしたら良いでしょうか

マラソンなどの競い合うことについて皆さんはどう思われますか

との投げかけをいただきました。

自由に思いつくままに皆さんにお話ししていただき、その中の意見として

「宿題は強制してやらせなくてもいいと思う。」

「子供が夏休みの宿題をやらず、代わりにいつも自分がやっていた。笑 夏休みは、仕事と宿題ゴーストとの二足の草鞋で大変だった💦

「本人がしたくなければ良いのでは?」

それから派生して、

「自分も子供の頃宿題をしてみて思うことは、勉強はやりたいと思ってやること以外は、自分の身にはつかないように感じる」

「マラソンなどの競い合いも走るのが好きな子は楽しいが、苦手な子は苦しいし、辛いだけ」「勝ち負けを一定の競技で決めるのがよくわからない」

「マラソンが得意でないのに、マラソン大会に行きたくない気持ちは当然だと思う」

「得意な子は応援してあげたい」

などという意見が出ました。意外にも決められたルールは守るべき、積み重ねが大事という学校提唱の従来の考え方はその時には出ませんでした。

〝我慢する〝言われたことをきちんと守るのは自分の意思がそうしたいかを確認して、

肯定的に感じたらやればいいのではという方向性の考えが皆さんの中から生まれました。(もちろん、全ての方の意見が一致している確認をした訳ではありませんが)

考えてみれば、競い合うことは何を子供達に生み出しているのでしょう。

勝ち進んだところに何があるんだろう。

強さってなんだろう、、って改めて考えさせられた時間でした。

いいお話の時間が取れましたし、話題を提案くださった保護者の方には本当に感謝です。

その後、近況などお話しいただきました。

ある方は、子供(10代後半)が自分のことを「離人症」ではないかと自己分析していて、少し元気がなくてちょっと心配しているとのことでした。

離人症自分が自己の体から一体性を失うような症状が体験される。たとえば現実感がないといった抽象的な感覚から、自分が自分の体から離れて自分を見ているような体験まで幅がある。

一言で言えば自分が実感できないという感じなのでしょうか。医学的な原因などは現在ではまだはっきりとわかっていないそうです。

その後、当事者の会オンリハで、参加した様子を聞くと、とても楽しそうだったとのこと。

一概には分かりませんが、お母様はその子のありのままを受け入れていらっしゃるようにお見受けできるので、無理せず、少しずつでも楽しい時間の領域を広げていけるよう祈っています。

その他、ある女の子はお父さんとの関係がスムーズでないと感じていて、いろいろな衝突もあったが、お母さんの口添えで素直に理解し、お父さんに謝ることができ、お互いの共通理解を持つ提案ができたとのこと、、。

具体的には、お父さんの食事当番の時「今日、夕飯作ってみない?」と父から言われ、「いいよ!」と答えた彼女。

その後、夕方からお母さんとの用事があり、すっかり約束を忘れていました。

お父さんにすっぽかしを怒られた彼女は、怒って泣いてしまったのですが、お母さんから「用事を忘れてうっかり返事をしたことは、お父さんにきちんと謝ろうよ。」と促されました。

泣いていた彼女ですが、気持ちを切り替えて、「お父さんごめんなさい。」と謝ったそうです。そしてお父さんに自分のことをもっと知ってほしい。そのためにゆきわりの会に行ってみんなと話をしてほしいとお願いしたとのことでした。

ゆきわりの開催当日、お父さんも参加されていて、彼女の気持ちを理解しようと行動に起こされていました。

この話は、その場にいるみんなの気持ちをやわらかく癒し、彼女に対する尊敬の気持ちが生まれました。大人だって、自分のプライドでどれだけ謝れない人がいるでしょう。その上、彼女は自分を知ってもらうことが相手との関係性をうまくすることだと感じ、そう父を促しています。父もそれに従って行動してくれています。

その意識の高さに、敬服いたしました。

当事者の会のオンリハでは、プラ板を作ったようで、とっても楽しそうでした!😆

みんな上手だね〜👍✨

来月は東公民館、61219時からです。

今春からの新たなご報告いただきました!

2022-4-12    栄公民館

今春からの新たなご報告いただきました!

今回の定例会で、近況の様子をお聞きしたところ、通信制の中学に進まれるという方が先月に続き、もうひとり増えました。

公立の中学にも席を置きながら、行けない時は、通信制の方に行くそうです。

それは選択肢も増えて世界も広がるし、安心できていいなぁと思いました。

何かをしたいのに、学校以外の自分を試す場所がない、、そんな気持ちが一歩前に進んだ形になったんですね。

また、別のお子さんが不登校でしたが、自分で塾に通い、試験勉強を頑張り今春高校から通うことに決まりました。受験のために封印していたファッションや、メイクを解禁して、新たなわくわくキラキラの扉が開いて楽しそうでした。新しい出会いがたくさんあるといいですね。

また、今まで不登校に否定的だった祖父母との関係が緩和されて、久々に良い時間が持てたとのお話がありました。寛容に相手に接したことで、向こうの態度も軟化させることができたのかもしれませんね。すごい精神的に大人だなぁと尊敬しながら聞いていました。

別のお子さんは、祖母との関係がよく、仲良しでエイプリルフールには祖母の写真を加工して驚かせたりしたとお話ありました。その驚かせた写真をみんなで見せてもらって、しばし爆笑の渦、、和ませていただきました。

オンリハ(当事者の会)では、突如椅子取りゲームが始まり、保護者も参加しませんか?とお誘いあり、ワイワイと予期せぬたのしい時間を過ごしました。

椅子取りに参加せず、残った大人(体力的に自信が、、、)は、今、進行をお願いしているスクールソーシャルワーカーを目指している大学生のこれからの相談に乗ったり、雑談をして過ごしました。

たまにはこんな時間もいいですね。

来週は、512日 下田公民館に19時から開催です。

 

学歴、資格についてお話が出ました

ようやく春の気配を感じはじめました。

そんな中、3月12日に訪れてくださったのは12人。それぞれの近況をお聞きしました。

ある親御さんが、高校に行かないことについて子どもが自分で決めたはずなのに社会に出るにあたっていろいろな資格がないと生きていけないのではないか、自分が学校に行かないと選択をしたことによって社会に認められなくなってしまうのではないか、と言う不安で落ち込んでいたと言うお話をしてくださいました。

私たちは日々の暮らしの中で、大切にすることの中心を、自分の欲求よりも他人の比較や規範の中で決めてしまう事があると思います。

不安や比較の中で自分に足りないところばかりを注目してしまい、素晴らしい自分の資質に目を向けることを忘れてしまうのです。

 資格や学歴が必須と考えることが、自分の進む道を自分らしく生きることの手助けになるかどうか、自分が体験してみなければわからないことです。本当に自分らしく生きる方向に学歴が必要だと考えたなら、高校、大学に行き、それが自分をどう変化させるかを見てみればよいという意見が出ました。

また、自分のありのままの自分を認めて、自分が何をやりたいかと言う内側の意識に集中していれば、自然とその方法や、道は開けてくるのかもしれないと言う話意見もありました。

あるお父さんはアイリスオーヤマという企業の人事の在り方が常識の枠を超えた経歴を問わない人事で成功したという例を話して下さいました。

学歴があった方がいいのか、なくてもよいのか、

答えは自分が決めることですが、社会での自分のあり方を現実的な目で見て対処法を考えていく姿勢と言うのは大人に近づいている第一歩だねとも話しました。

自分の内側と現実、それが居心地よく同居できるために、どうすればよいかを考えていく事は生きるという本質につながります。

今日、来ていただいた方のお子さんが今興味を持っていることを聞きました。

子猫、うさぎを飼っていて、繊細に動物の状態を理解しようと観察し、向き合い、共感して動物の立場に立って考えていて、その能力を尊敬し、嬉しく感じた。

別の方で、爬虫類を飼い始め、可愛らしい名前をつけて愛情を注いでいる。

そのお子さんは、絵がたいへん上手で、ネットで自分の描いた絵を販売しているそうです。

別の方は、子供の頃からメイクが大好きで、時間があればそこに興味を向けていた。

好きが高じて、投稿をして認められてその販売サイトでライターとして記事を書かせてもらえるようになった。

また、関連する講演に話を聞きに行って勉強してみたい分野を見つけたそうです。

また、自分の描いた絵をレストランに飾ってもらえた子もいました。

今日来たご家族の皆さんそれぞれ、子供たちが今1番興味のある事は何かと言うことをとても関心を持って、深く理解しようとされているように感じました。

何かをして、結果を出さずとも子供を信じようとする姿勢は自分にも子にもエネルギーを与えてくれますね。

 

 

                       ゆきわりの会 しおた